平成19年月報
平成19年1月(2月4日記)
1月の受診の方は約550名でした。年末年始の休暇の影響と思います。予想通り1月は医療法人への移行で諸手続きに追われていました。現在も完了していません。手続きにエネルギーを取られるほどつまらないことはありません。電子化の時代、1箇所に届け出ればすべてが変更できるようにできるはずと思いますが・・
平成19年2月(3月6日記)
2月の受診の方は約570名でした。ようやく受診の方は定常状態にはいって来たようです。特に高齢の方の受診が目立ちました。認知症だけではなく、高齢者特有の心の問題にももっと目が向けられるべきであると感じました。
平成19年3月(4月6日記)
3月の受診の方は約620名と急増しました。隣駅のUクリニックが2月末で閉鎖になった影響が大きかったと思われます。私が開業して以降も、堺市ではB総合病院神経科、M総合病院神経科が廃止、休止になり、U病院は他市に移転し、その跡のUクリニックも今回閉院となりました。また、OR病院では神経科の入院ベッドがなくなりました。開業の神経科医は増えているので産科や小児科ほどではないにしろ、医療供給側の構造が脆弱化してきています。
平成19年4月(5月9日記)
4月の受診の方は約630名でした。需要の多さに改めて驚くと共に多くなったからといって雑にならないよう一層自戒します。また、各地の高齢者施設から往診の依頼があり、実際に訪問すると、神経科の治療を必要とする方が少なからず居られました。高齢者の入所施設には必ず、神経科医が定期的に訪問する必要があると感じました。
平成19年5月(6月4日記)
5月の受診の方は約640名でした。やはり、患者さんの多い日と少ない日の差が大きくありました。心療内科の性質上、患者さんは調子の悪い時に特に診察を受けたいと思われるはずです。予約制を取らずに、差を少なくする方法を考える必要に迫られて来ました。
平成19年6月(7月8日記)
6月の受診の方は約690名でした8月には3周年を迎えます。これまで、大きなトラブルのなかったことに感謝します。自分一人の力は微々たるものですが、関係諸機関、スタッフのみなさまの協力の賜物と思います。
平成19年7月(8月8日記)
7月の受診の方は約700名でした。8月1日に3周年を迎えました。需要の多さは改めて驚くばかりです。逆にこれまでサービスが供給されて来なかったことを物語っています。繰り返しになりますが、開業以来
大過ないことに深謝します。
平成19年8月(9月8日記)
8月の受診の方は約690名でした。夏季休診のため、ご迷惑をおかけしました。おかげで年来の私的な課題を整理することができました。
平成19年9月(10月8日記)
9月の受診の方は約690名とかわりませんでした。福田内閣になり、自立支援法の見直しが言われているようですが、18年1月のような (このときは制度自体の切り替えで書類の山、正月も返上で診断書を書いていた) 事態にならないか心配しています。○それにしても“改革”が進むにつれて複雑な制度になりました。今や、役所に問い合わせても、部署によって見解が分かれるケースが多々あります。しかし、受診の方の自己負担が今後も増えることだけは確実です。
平成19年10月(11月6日記)
10月の受診の方は約700名でした。開業3年となりました。一年以上や数ヶ月ぶりの受診の方が目立ちました。ようやく地域に根づいてきたものと歓迎します。
平成19年11月(12月8日記)
11月の受診の方は約710名でした。繰り返しですが、これほどまでの心療内科の需要が放置されていたことに驚きます。○11月は十数年来の引きこもりの方が外出され、ご自宅の近所ですが、一緒に歩けたことに感動を覚えました。
平成19年12月(1月8日記)
12月の受診の方は約740名でした。年越しのため、お薬を取りにこられた方が目立ちました。大過なく越年できたことに感謝し、新たな年に気をひきしめます。