平成29年月報


とり


平成29年1月(2月4日記)
 
1月の受診の方は約1,050名でした。大過なく、健康にすごしています。ありがたいことです。T大統領はやりたい放題のようです。世界中に充ちている閉塞感がこの事態を招いたと思います。権力者が素人の感覚でプロフェショナル(政治だけではなくあらゆる分野における)をないがしろにすると、大災厄がおこります。スターリン、毛沢東、ポルポトなどがその代表です。日本でも民主党政権が多大な後遺症を残しました。さらには身近にある会社や職場でも同じと思います。全く経験のない人がトップになり、古参の人を用いず、それまでの慣行を無視すれば、たちまち会社や組織は立ち行かなくなることでしょう。アメリカも高い代償を払うことになり、世界中が危険になるでしょうが、せめて将来、民主的に政権交代(独裁国家とちがい)が行われることを期待したいです。




平成29年2月(3月4日記)
 
2月の受診の方は約1,030名でした。例年のように寒暖の差が激しく、高齢者の受診が減りました。人間の精神の神秘にふれる現象に出会うことができました。慢性期にみえた人が、数年ぶりに受診されました。すっかり変わっており、「こんなに良くなったのか」と驚嘆しました。堺市に戻って来られた由で不安時の頓用のみ希望されました。危機的なストレスを契機に逆に軽快したとのことでした。人間の精神現象はやはり不可知なるものに直結しています。人知は限界があります。「別れて三日なれば刮目して相待すべし」です。




平成29年3月(4月2日記)
 
3月の受診の方は約1,100名でした。増加はK大学堺病院心療内科の外来が3月末で成人の診療を中止した影響もあると思います。祈祷師が糖尿病の児童にインスリンを注射させず、死亡させ実刑になりました。神経科領域では 同様の事象は私が経験するかぎりでも ありふれています。子供が神経科の病気と認めることができず 服薬させない両親、診断書を出しているにもかかわらず“なまけ病だ”と働かせ続ける企業、落ち込んでいる生徒を“がんばれ、根性だ”と励ます教師たち等々。その人が入院になったり、深刻な事態になっても誰も有罪になったり、賠償を求められたりはしていません。障害が外見や数値に表せないと世間では通用しないのでしょう。



平成29年4月(5月3日記)
 
4月の受診の方は約1,090名でした。暖かくなると高齢の方が受診に来られます。北朝鮮情勢が緊迫しています。T大統領とK書記は共に一般常識の通用しない人物のようで 恐ろしいことです。世界全体はこれまで自由と繁栄を謳歌していましたが、大きく言えば、“歴史は繰り返す”で 別の形の“封建時代”に突入するのでは?と懸念します。民主主義が変質して、言論や思想、移動の自由が制限され、“力のある者”(軍事力とはかぎりません)が人々の思想や職業、住所、身分までも定める窮屈な時代に戻るのでは?と懸念します。(崩壊した社会主義もそういう傾向がありました)権力をきわめた漢の武帝に「歓楽極まりて哀感多し」の言葉があります。来るべき世はあまり見たくない世界かもしれません。



くまのみ


平成29年5月(6月3日記)
 5月の受診の方は約1,080名でした。6月7日(水)より14日(水)まで学会出張予定です。ご迷惑をおかけします。この間、娘(神経科医、卒後5年目)に少し手伝ってもらいます。個人的には 健康でクリニックにも大過ないことを皆様に感謝します。私自身はこれからも名利を求めず、誠意を尽くして行きたいと思います。話はかわりますが、向精神薬は“歴史”における「火の使用」や「自動車の発明」に匹敵するものかもしれません。口から入るものが精神活動に影響を与えることだけでもすごいことではありませんか?(向精神薬が幻覚や妄想、抑うつ気分や不眠に奏効することを否定する医師はいないでしょう) 火事が起こるからと“火”を使わない、交通事故が起こるからと自動車を禁止にできるでしょうか?「有用性が高いものは危険性も高い」のです。向精神薬も同じで 適正に使用すれば 多くの人々に普通の日常をもたらしますが、使用を間違えれば 惨事になります。現在の向精神薬多剤制限は「火事になるから一般家庭では調理は禁止」「自動車が通行する時には 事前に人を走らせ赤旗をふらせて危険を知らせる(イギリスで実際にあった由)」と言った所だと考えます。
〇特にベンゾジアゼピン(BZN)系は依存性はあっても生命的には安全です。健康な人は数十錠のんでも、生命の危機には至らないはずです。むしろ、BNZを節約する(多剤投与規制をさける)ため 処方されることもある抗うつ剤や抗てんかん薬を大量服用すると、命にかかわります。(糖尿病薬、降圧剤、鎮痛剤、かぜ薬など一般薬も過量服薬は致命的)



平成29年6月(7月2日記)
 6月の受診の方は約1,080名でした。学会出張を含めて一週間お休みをいただき、リフレッシュさせていただきました。受診の方の数はかわりませんでした。固定した受診の方が多いとありがたく考えます。世間は暴力が頻発し、何が正しいか 何が間違っているか分からない不安状態のように思います。現在の世界の状況はコンラートの急性精神病理論に例えると、発症前のトレーマ(戦慄)期に相当すると思います。アポフェニー期以降(発症後)に至ると、どんな妄想や幻覚、異常行動が世界を支配するのでしょうか。。



平成29年7月(8月3日記)
 7月の受診の方は約1,100名でした。7月は知的障がいの方の長大な年金診断書(A3用紙うらおもて)を15枚書きました(2日に1枚ぺース)。知的障がい者の年金には医師の診断は従来 初回一回のみ必要でした。いわば、“永久認定”でしたが、今回急に更新制に変更されました。当院でも3年以前に診断した方に現況の診断書を要求されました。しかもすべて6月末に用紙が来て、7月末が提出期限でした。前回診断の医療機関が休止になっていたり、カルテが廃棄されていて困られた受給者も多かったと思います。また、知的障がいを診療の主としておられる医療機関では診断書が書ききれなかったのでは?と考えます。いつものことですが、役所の気まぐれには辟易します。
 



平成29年8月(9月3日記)
 8月の受診の方は約1,080名でした。夏期休診をいただきました。北朝鮮は、ある意味で戦前の日本と似ていると思います。彼らは独自の“非合理的な”思想のもとで、無謀だと分かっていながら、世界に挑戦しています。あるいは また、辻斬りをする若侍のように思います。彼は鋭利な日本刀を手にすると、切れ味を試したくて、ただそれだけのために人を斬りました。K書記も本心では他国の無辜の人々を大量に殺したり、諸施設を壊滅したいとは願っていないでしょう。K書記は まだ33歳の由、一般社会ではやり直しや方向転換が十分できる年齢です。彼が目覚めることを(切望をこめて)期待するのみです。天道が是であることを信じます。


いちょう



平成29年9月(10月3日記)
 9月の受診の方も約1,080名でした。9月は数年ぶりの受診の方が何人かおられ、なかには10年超の再診もありました。初診当時の苦労もなつかしく思い出されました。逆に24年間診させていただいた方が旅立たれました。生あるものは必ず去ります。話はかわりますが、大義名分のない解散の後、政治家が様々な醜態をさらしています。これはまた別の意味で“諸行無常”です。議員たちには信念や美学はないのでしょうか?T大統領やK書記のことを云々できないように思います。人類が腐敗、堕落していると、神の怒りをかい、ソドムとゴモラのように地獄の業火が天から降ってくるかもしれません。


平成29年10月(11月3日記)
 10月の受診の方は約1,090名でした。健康でいられることに皆様に感謝しています。総選挙は自民党の大勝でしたが、政治家(特に野党)への信頼が一層なくなった気がします。外患(北朝鮮、中国など)のあるときに 信念なく烏合集散を繰り返しています(内憂)。荘子に「大知閑閑 小知顯 大言炎炎 小言・・」とあります。大人物ほど、ゆったりしており、寡言にして一たび発言すれば、大きな効果を持ちます。小人物ほど、細かい事を知り よくしゃべりますが、役に立たないばかりか 人を迷わます。現在の日本に明治維新期のように堂々として大きな視野をもち 寡言にして 信条を持つ政治家が出てくることを切望します。



平成29年11月(12月5日記)
 11月の受診の方は約1,090名でした。今年は寒さの到来が早いように思います。北朝鮮は包囲を受けて追い詰められています。木造船で日本海沿岸を荒らしてるようです。逃げ道を完全に塞ぎ、“四面楚歌”にすると、全員玉砕も考えられます。孫子の兵法にあるように“三面包囲”は考えられないでしょうか。私たちが患者さんを説得する時も同じです。頭ごなしに否定したり、完膚なきまでに論破すれば、彼は感情が激して場合によっては“実力行使”に及ぶかも知れません。抜け穴やあいまいさを用意しておくことが重要です。北朝鮮もどこかの国が国民の安全を保障し、K書記や幹部の亡命を提案すれば、受け入れられるのではないでしょうか。(戦前の日本は逃げ道がなく、破滅的な戦争に突入しましたが)



平成29年12月(1月4日記)
 12月の受診の方も約1,090名でした。無事一年を過ごせました。考えると、H31年の新天皇即位のころは卒後40年になります。神経科一筋で、これまで臨床を休むことはありませんでした(研究の時代も)。常勤の勤務先は大阪医大と阪南病院のみで 後は開業しました。このため、30年以上続けて診ている方がいらっしゃいます。それでも、人間の精神活動は分かりません(分かるはずがありません)。若い頃の方が、自信をもって堂々と雄弁で“えらそう”に発言していました。今はあれやこれやの可能性を考えて、つい、控え目で曖昧な表現をしてしまいます。表情やしぐさ、雰囲気など言語以外の要素を重視するようになりました。これからも名利を求めず、一日でも長くクリニックを続け、皆様のお役に立ちたいと思っています。






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